価格:41,800円(税込)
BLACK
D.CHOCO
COGNAC
Art/Style No. : | [Da Vinci FARO / NICOLA-Tutto Bloom / Round-zip Middle Wallet] our No. DFS-71783 |
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Size : | W14 x H9.5 x D3cm |
Weight : | 約 160g |
Material : | BRIDLE leather(Cow leather) |
ブライドルレザー | |
Color : | BLACK / D.NAVY / D.CHOCO / COGNAC / GREEN |
Attention : | Out Side オープンポケットx1 |
In Side 紙幣ホルダーx2 カードホルダーx8 フリーポケットx7 小銭ポケットX2 |
GREEN
D.NAVY
スローライフを楽しむ、イタリアの若き職人アレクサンドロが、自分用として作って使っていた鞄、財布。それが"DaVinciFARO"|ダヴィンチファーロだ。街の友人や仲間達のリクエストで広まった。現場の職人らしい随所のこだわりと機能性がアレクサンドロならでは。
そのDaVinciFaroの中でも、人気を博すのが、英国人との繋がりで実現した、イタリア製ブライドル・レザーの逸品だ。世界最古、最大、最高の革産業の本拠地=トスカーナで作られる英国譲りのブライドルレザー、そして、その財布。艶やかながら、堅牢度も誇る特別な革素材で、イタリアの工房直結だからこそ実現した伝統工法の仕上げレベルを是非とも、堪能いただきたい。
貴族文化の発祥の地である英国。貴族の娯楽であり社交の場である狩猟や乗馬は紳士に欠かせない嗜みとして、現在に受け継がれてきた。その乗馬文化を匠の技で支えてきたのがブライドルレザーである。乗馬の鞍(サドル)に使う丈夫な革を作る為にヌメ革に蜜ロウを浸み込ませ堅牢度と耐久性を持たせる職人技による特別な革素材だ。
その蜜蝋技師が英国からイタリアトスカーナに移住してアレクと会い「英国譲り、イタリア育ち」のブライドル革が生まれる。職人繋がりが紡ぐ物語である。アレクは更 に英国譲りの質実剛健さと、イタリア職人らしい豊かなセンスで”感性に響く”ブライドルレザーの逸品を作った。
ブライドルレザーの発祥地はイングランド。1000年を越える歴史がある伝統的な革の特殊工法。ブライドルレザーの一番の特徴である「白く浮き上る」【ブルーム】。スペシャリストの職人が革に「蝋」を何度も時間と手間を惜しまずに塗り込むことにより作られる。ブルームはロウなので防水性・撥水性の効果を引き上げる。またワックス効果も持ち合わせているので使う毎に光沢感を増す。ブルームの出現量はそれぞれ異なる。これは職人の手法手技の違いによる個性。世界に一つしかない自分だけの表情を楽しめる。
永き自治の歴史を受け継ぐ、職人組合共同体であったフィレンツェの街。 伝統と歴史と、そのアルテ=技術を至高の誉れ、誇りとして今なお、 伝統を引き継ぎ、手のぬくもりが解る、クラフトワークを護り続けている。 だからこそ、欧州ラグジュアリーメゾンは、LVだろうとエルメスだろうと、 このトスカーナ地方で革素材を調達している。
アレクが初めに自身の革小物を作る為、イタリアで選んだ その革素材は、ブライドルレザーだ。革物のエイジングを 体感できて味わい深さを楽しめる。 その為には、革の染色と色調を慎重に見極める繊細さが 必要となる。まさに熟練職人ならではのこだわりだ。
革の厚味をコントロールしつつ、しなやかさと堅牢さの バランスを取る事が、タンナーならではの品質の秘訣。 トスカーナ伝統に則り、革オーナー自らの手で創る。
化学的に分析、品質を解析する機器を駆使しながらも、革への愛情を注ぎ込み、美しさにこだわって完璧を追求する職人の手業がブライドルレザーを生んだ。
家族主義が今も色濃く残るトスカーナで、中世以来の革タンナーは、今も手仕事に価値を認め、今尚、伝統工法を守り、作り続けている。
イタリアだからこその確かな品質、そして、工房直結ゆえの魅力のコストが嬉しい。アレクサンドロの職人気質と、フィレンチェの傍に居るからこそ出来るその仕事は、実際にその手に取って、ご覧ください。満足頂ける逸品です。彼の情熱とイタリアの伝統と技術の凄味を垣間見て、至高の革を満喫下さい。
世界でもとても希少な革素材であるブライドルレザー。その歴史や産地、レガシーとして引き継がれてきた伝統製法、そして独特の経年変化やお手入れ法まで、こちらから、ご紹介します。
感性に刺さる、職人繋がりが生んだ
トスカーナで作るブライドルレザー
「ブライドル」とは馬の頭部に装着する「頭絡」と呼ばれる馬具のこと。 つまり「ブライドルレザー」といえば、この馬具の材料である皮革を指します。 馬と人間との付き合いは非常に古く、人は馬に跨って移動手段につかったり重いモノを移動させる動力として使い出したのは凡そ紀元前4000年頃まで遡る。 ブライドルレザーの原皮を目にしたり、実際に手に触れたりする機会は多くないので判りにくいが、ブライドルレザーは非常に堅牢(丈夫)で木の板のごとく硬い感触の材料です。それゆえに、馬と人間を「安心して繋ぐ」馬具の材料に使われたのだ。
ブライドルレザーの原皮もそうだが製品を購入して、まず手にとって製品を見ると「白いカビ?」「何かの粉か?」と驚かれるはず。 この「白い粉」こそが、ブライドルレザーの特徴の「ブルーム」というもので、ブライドルレザーは特に革を【なめす】(皮革表面の獣毛を取り除き、脂肪物質の抜いて、しなやかな風合いにする工程)際に、タンニンという液体の槽に数ヵ月間漬けるなど手間のかかる工程がある。 さらに「グリース状」の動物や植物の油脂成分と蝋(ロウ)など含有したものを革にじっくりと浸透させ塗り込むことにより、軽微な撥水効果とさらなる堅牢性を高めた皮革になる。この革の繊維層に浸透させた後の成分の余分なものが表面に浮き出て凝固したものが「ブルーム」の正体なのだ。
ブルームの元になっている粘性の液状材は既に皮革に充分に浸透して効果を発揮している。なので、ブルームの有無によって皮革の堅牢さが違ってくることは無いのでご安心を。ブルームは製品を使用しているうちに、摩擦や手の体温などで少しずつ削りとられたり脱落しながら、良い加減の艶(ツヤ)へと変化していく。ブルームの有無に関わらず表面を柔らかな布で磨くと、革のキメも整い光沢感も増して美しく輝く製品に進化する。ブルームはそのままでも良し、その表情が好きでなければ布などで拭いても良し。
ブライドルレザーは、非常に堅牢性を高めた皮革で馬具にも使われる素材だが、堅牢性が高いと皮革の柔軟性と反比例することがある。製品を制作する場合は革を曲げたり、折り込んだりする箇所は革の厚みを調整したり、特性を計算して裏側の貼り合わせ素材で調整しているが、ブライドルレザー製品を使って頂く際は、無理に革の表面を折り曲げるなど極端に革へ不自然な力を加えることを避けるのがベスト。
ブライドルレザーは非常に魅力的な皮革です。ブルームを楽しんでみたり、磨き込んで艶の変化を楽しんだり、重厚感やハリ・コシの要素をしっかり合わせ持った製品なので皆さんもエイジングの変化を楽しみましょう!